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【ハウルの動く城】つまらないと感じる理由7選!作品が伝えたいメッセージとは?

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「ハウルの動く城」は、2004年11月に公開された宮崎駿監督のアニメ映画です。

名作とされ、テレビでも繰り返し放映されているため、多くの人が一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

しかし、「ソフィがなぜ若返ったり老けたりするのか」「物語のテーマがよくわからない」といった疑問の声も少なくありません。

この記事では、「ハウルの動く城」がつまらないと感じる理由を7つに分けて解説し、作品が本当に伝えたいメッセージに迫ります。

この記事を読んでわかること

  • 【ハウルの動く城】つまらないと感じる理由7選!
  • 【ハウルの動く城】が伝えたいメッセージとは?
  • 【ハウルの動く城】の登場人物紹介!


【ハウルの動く城】つまらないと感じる理由7選!

【ハウルの動く城】つまらないと感じる理由7選!作品が伝えたいメッセージとは?
スタジオジブリ

「ハウルの動く城」は、イギリスの児童文学『魔法使いハウルと火の悪魔』を原作としています。

しかし、アニメ化に際してエピソードが追加されたことで、原作では自然だったストーリーが複雑化し、視聴者がわかりにくい・つまらないと感じる原因の一つとなっています。

以下で詳しくご紹介していきますね!

つまらない要因

  • 18歳の少女が90歳になっているのに平然としすぎている違和感。
  • ソフィの魔法が解けるタイミングや理由がわかりにくい。
  • ハウルやソフィーなど登場人物の行動の動機が分かりにくい。
  • 「魔法」の存在が物語をどうとでも考えられわかりにくい。
  • ハウルとカルシファーの契約がわかりにくい。
  • 原作にない戦争がいきなり始まり、簡単に終わる。
  • 最後で一気に解決するのでつまらない。

18歳の少女が90歳になっているのに平然としすぎている違和感

主人公のソフィは、父親の帽子屋を「長女だから」という理由で継いでいました。

物語の序盤で「荒地の魔女」によって90歳の老婆にされるというショッキングな呪いを受けます。

普通は受け入れられないよね…

しかし、ソフィは老化によるシワや痛みを気にする様子もなく、帽子屋をあっさり放棄して家を出てしまいます。

その思い切りの良さは、序盤の彼女の慎ましさとは大きくかけ離れており、違和感を感じる人も多いのではないでしょうか。

ソフィの魔法が解けるタイミングや理由がわかりにくい

ソフィはハウルに一目惚れ展開なのですが、若い時から自分に自信がないという設定で、華やかな妹と対照的に、地味な容姿、控えめな性格で描かれています。

物語ではハウルへの想いを口にすることや自信のない発言で、見かけ90歳のソフィが少女の容姿に戻ったり、一気に老婆に戻ったりする場面が出てきます。

ソフィにかけられた「老婆になる呪い」はソフィーの心情によって変化するらしいのですが、それも作中では説明されません。

ハウルやソフィーなど登場人物の行動の動機が分かりにくい

老婆になってからのソフィは店を放り出して彷徨い、ハウルの城に辿り着き、掃除婦として住み込みで働くことになります。

働くといえば聞こえはいいのですが、ハウルの居ぬ間に押し入って居座るという図々しさ。あの控えめだった少女とは思えません。

殊勝
スタジオジブリ

ハウルについては見ての通りイケメン、魔法においてもエリートで、言動も「俺様」っぽいのに弱虫でヘタレな部分が強調されて描かれています。

物語の中の「ソフィが好きだ!君を守る!」という流れで、キャラクター設定が「スーパーイケメン、デキる魔法使い」に統一されますが、ソフィをいつ好きになったのかわからない上に、ヘタレ時期とのギャップがありすぎてついていけません。

相思相愛でハッピーエンドなのに2人の心情の変化があまり描かれていないため、「いつの間にそんなことに?」と困惑します。

荒地の魔女はハウルの心臓を狙っており、ハウルに接触したソフィーに嫉妬して呪いをかけたようですが、なぜハウルをつけねらっているか、なぜソフィに呪いの魔法をかけるまで嫉妬しているのか謎です。

荒地の魔女はサリマン先生から騙し討ちに遭い、ただの老女にされます。

スタジオジブリ

サリマン先生は王室付き魔法使いでハウルの魔法の師匠です

動機はハウルが関係しているようですが、サリマン先生がなぜそこまでハウルに執着するのか謎ですし、手段選ばずのサリマン先生の狂気に若干引きます。

「魔法」の存在が物語をどうとでも考えられわかりにくい

「魔法」という、どうにでも膨らませられる設定が根底にあるので、どうにでも捉えられ却ってわかりにくいです。

ハウルが鳥のような姿になって戦うのも「なぜ鳥なの?」と思いますし、鳥の姿になっていると「人に戻れなくなる」とカルシファーにたしなめられたりするのも「なぜなの?」と思います。

反面、この映画の「なぜ?」と思う場面は大体「魔法かな?」で納得できます。

ハウルとカルシファーの契約がわかりにくい

ハウルは少年時代、流れ星として地上に落ちて死ぬ運命にあったカルシファーと契約し、心臓を与える代わりに膨大な魔力を得たらしいのですが、心臓を与える場面はありません。

カルシファーはハウルとの契約で火元から動けないと言っていますが、心臓のやり取り以外にどんな契約をしているは描かれません。

原作にない戦争がいきなり始まり、簡単に終わる

原作には戦争のストーリーはないのですが、映画では戦争の描写があります。

どことどこが戦争をしていて目的はなにかなどの説明は一切なく、ハウルも戦争に参加していますが、誰からの要請でなぜ行く必要があるのかも不明です。

戦争描写は大掛かりで物語の中で長い時間を割いているのに、「ハウルは自分の元に戻ってこない」と悟ったサリマン先生の一声で収束します。

そんなに志のない戦争なんか始めなきゃいいのにね!って感じです。

最後に一気に解決してつまらない

あれもこれも「?」のまま映画の終盤になり、謎がドタバタと解決していきます。

カルシファーとハウルの契約もソフィーが解いて解決、ハウルの心臓もソフィーが戻して解決、と、全てソフィが収めていきます。

魔力を失った荒地の魔女も行き先に困ることもなく、ハウルとソフィーといっしょに住むことになり、めでたしめでたし。

よくわからないけど全ての謎はソフィーの「愛の力」で解決。

最後に全部解決してしまうところがあっけなくて「つまらない」ですよね。


【ハウルの動く城】が伝えたいメッセージとは?

この作品は人の心(ハート)がテーマと言われています

ハウルがカルシファーに預けている心臓は「心」の象徴。

ハウルは「心がない」浮気性と見られていたり、悪魔に「心を売った」「心臓を食べてしまう」恐ろしい魔法使いだと人々に恐れられています。

ソフィーは呪いによって容姿が老いてしまいますが、そんな彼女がハウルに恋することで自信を持ち、容姿が若返っていくことで「心」の変化を表現していました。

自らの過去と向き合って新たに前に進もうとする2人が本来の自分を見つけた時、ハウルの契約は解除、ソフィーの呪いも解けます。

荒地の魔女もハウルの「心臓」を諦め、温和な老女にもどります。

話があちこちに飛んで伏線がたくさんあるように感じますが、訴えたいものは「心」というシンプルで単純なものかもしれません。

私は「ハウル、イケメンだし、美術的にも完成度高いし、深く考えなければ普通に面白いしOK!」と思っています


【ハウルの動く城】の登場人物紹介!

ハウルの動く城の主要キャラクターを紹介します。

キャラクター声優特徴
ソフィー倍賞千恵子父の帽子屋を営む内気な少女
魔法により90歳の老婆の姿をしている
ハウル木村拓哉美麗な青年魔法使い
カルシファーとの契約により
強大な魔力を持っている
カルシファー我修院達也ハウルと契約している火の悪魔
マルクル神木隆之介ハウルの弟子
荒地の魔女美輪明宏王宮を追放された魔女
ハウルの心臓を狙っている
カブ(かかし)大泉洋魔法でカブに変えられた隣国の王子
サリマン加藤治子王室付き魔法使い
ハウルの師匠
ヒン原田大二郎サリマンの使い犬

「ハウルの動く城」概要

  • タイトル:「ハウルの動く城」
  • 原作:ダイアナ・ウィン・ジョーンズ「魔法使いハウルと火の悪魔」
  • 脚本、監督:宮﨑 駿
  • プロデューサー:鈴木敏夫
  • 音楽:久石 譲
  • 公開日2004.11.20(土)


まとめ:【ハウルの動く城】つまらないと感じる理由7選!作品が伝えたいメッセージとは?

この記事では「ハウルの動く城」がおもしろくないと言われている理由について紹介しました。

まとめ

  • ハウルの動く城がおもしろくない理由はテーマが多く収集がつかないため
  • 魔法、契約、戦争、恋愛などエピソードが多いが説明が不十分
  • 伝えたいメッセージは「心」

世界観や音楽、作画どれをとっても秀逸であるアニメ映画であることは間違いありません。

面白いと思うポイントは人それぞれです。

楽しんで見てみてくださいね。

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